力強いサウンドとエモーショナルな歌詞で、国内外問わず多くのファンを魅了しているロックバンド「coldrain」。その音楽は、メタルコアやポストハードコアの要素を取り入れながらも、メロディアスでキャッチーな部分も兼ね備えており、シーンの中で確固たる地位を築いています。ボーカルのMasatoによる迫力あるシャウトと、繊細な歌唱が融合した歌詞は、リスナーに強い印象を与えると共に、深い感情を呼び起こします。
この記事では、coldrainの人気曲を10個に絞って紹介します。編集部がおすすめする楽曲も併せて紹介しますので、coldrainに興味がある方はぜひ参考にしてください!
coldrainの人気曲10選
メジャーデビューから10年以上にわたり、シーンで確固たる地位を築き上げているロックバンド「coldrain」。彼らの音楽は、メタルコアやポストハードコアの影響を受けつつも、キャッチーでエモーショナルなメロディを取り入れた独自のサウンドで、国内外問わず幅広いリスナー層に支持されています。特にライブパフォーマンスのエネルギッシュさは群を抜いており、その圧倒的な存在感で数多くの音楽ファンを魅了し続けています。
【プロフィール】
・5人組のロックバンド
・通称「コルレ」
・メタルコアやポストハードコアを基盤にしたエモーショナルなロックサウンド
・英語の歌詞が特徴
【メンバー】
・Masato(マサト):ボーカル(1986年12月17日生まれ)
・Y.K.C(ヨコチ):ギター(1982年11月7日生まれ)
・Sugi(スギ):ギター、ボーカル(1982年4月3日生まれ)
・RxYxO(リョウ):ベース、ボーカル(1983年3月12日生まれ)
・Katsuma(カツマ):ドラム(1987年3月18日生まれ)
【活動】
・2007年に名古屋で結成
・2008年に1stマキシシングル「Fiction」をリリースし、メジャーデビュー
・2012年には、SiM、HEY-SMITHとの全国3マンツアー「TRIPLE AXE TOUR ’12」の全公演のチケットがsold out達成
・2013年にRaw Power Managementとマネジメント契約し、本格的な海外進出を行う
・2017年にワーナーミュージックジャパンに移籍
・2020年にポートメッセなごやでキャリア初となるロックフェス「BLARE FEST. 2020」を開催
・2025年にセンチュリー・メディア・レコードに移籍
そんなcoldrainの人気曲を10個に厳選して紹介します。人気サブスクやカラオケのランキング情報から統計を取っているので、ぜひ参考にしてください!
※参考サイト
・TOWER RECORDS MUSIC
・Apple Music
・Amazon Music
・YouTube Music
・JOYSOUND
1. Final Destination
「Final Destination」は、2009年にリリースされた1stアルバム「Final Destination」に収録された楽曲で、バンドの力強い音楽性と深い歌詞が融合した印象的な一曲です。重厚なギターリフと疾走感のあるドラムが、曲の緊迫感を引き立て、最初から最後まで聴く者を圧倒します。coldrainを代表する楽曲としてファンから愛されています。
イントロの爆発的なエネルギーから、一気に盛り上がるサウンドが特徴的で、Masatoの力強いシャウトとメロディアスなパートが絶妙に絡み合います。歌詞は、絶望的な状況でも前に進み続ける強い意志を描き、どこか開放感を感じさせる一方で、内面に秘めた深い闇をも表現しています。特にサビの部分では、感情のクライマックスが訪れ、聴くたびに胸が熱くなるようなエモーショナルな力を感じられる楽曲です。
2. The Revelation
「The Revelation」は、2013年にリリースされた3rdアルバム「The Revelation」に収録された、coldrainの力強さとエモーショナルさが絶妙に融合した楽曲です。この曲は、バンドの持ち味であるメタルコアのエッジを効かせつつも、聴きやすいメロディと疾走感あるリズムが特徴的で、曲全体に広がるエネルギーが聴く者を圧倒します。「Final Destination」と並ぶcoldrainの代表曲です。
イントロから引き込まれるギターリフと、Masatoの力強いシャウトが聴こえると同時に、曲の勢いが一気に加速します。歌詞は、自己の解放と覚悟をテーマにしており、聴く者に強いメッセージを伝えています。特にサビの部分では、メロディアスなパートとシャウトが見事に交差し、心の中に突き刺さるような力を感じさせます。
3. ENVY
「ENVY」は、2017年にリリースされた配信限定1stシングル曲で、バンドのダークで重厚な一面を強く打ち出した一曲です。ギターリフの鋭さと、ドラムの重みが曲全体に張り詰めた緊張感を生み出し、聴く者を引き込む圧倒的なエネルギーを感じさせます。
この曲の特徴的な点は、Masatoの感情的なシャウトとメロディが、楽曲の中で絶妙に交錯し、聴く者に深い印象を与えることです。歌詞は、嫉妬や不安といった人間の暗い感情に焦点を当て、心の葛藤や矛盾を描いています。特にサビの部分では、その感情の爆発が強烈に表現され、聴くたびに心に残るようなインパクトを与えてくれます。
4. MAYDAY (feat. Ryo from Crystal Lake)
「MAYDAY (feat. Ryo from Crystal Lake)」は、2019年にリリースされた6thアルバム「THE SIDE EFFECTS」に収録された楽曲で、バンドの力強いサウンドとゲストボーカリストであるRyo(Crystal Lake)のエネルギーが絶妙に融合した一曲です。この楽曲は、激しいメタルコアの要素に、冷徹でエモーショナルな感情が込められたサウンドで、聴く者に強烈なインパクトを与えます。人気アニメ「炎炎ノ消防隊」の第2クールオープニングテーマにも採用されました。
冒頭から繰り広げられる激しいギターリフと、冷徹なドラムのビートが疾走感を生み出し、その中でMasatoとRyoのコラボレーションが光ります。特に、RyoのシャウトとMasatoの歌声が交錯する瞬間は、楽曲のクライマックスとして圧倒的な迫力を感じさせます。歌詞は、絶望や孤独、戦いといったテーマを描きながらも、同時にその中で自らを鼓舞し続ける力強さを伝えています。
5. Cut Me
「Cut Me」は、2022年リリースの7thアルバム「Nonnegative」に収録された楽曲で、バンドのエモーショナルで攻撃的な一面を強調した一曲です。荒々しいギターリフと疾走感あるドラムが、曲全体に緊張感とエネルギーを与え、その激しいサウンドが聴く者を圧倒します。
イントロから感じられるスピード感と、Masatoの力強いボーカルが曲に加わることで、激しい感情の奔流が感じられます。歌詞は、痛みや苦しみ、自己との対峙をテーマにしており、内面で抱える葛藤や感情が鋭く描写されています。サビの部分では、その感情が爆発するかのように強く歌い上げられ、聴く者に深い印象を与えます。
6. PARADISE(Kill The Silence)
「PARADISE (Kill The Silence)」は、2021年にリリースされた配信限定6thシングル曲で、バンドの強烈なサウンドと激しいエモーションが融合した一曲です。スリリングで力強いギターリフに乗せて、バンドは一貫して疾走感のあるサウンドを展開し、聴く者を圧倒します。
この曲の特徴は、その圧倒的なエネルギーと、Masatoの情熱的なボーカルが引き立つところです。歌詞は、自己解放や抑圧からの解放をテーマにしており、内なる声を解き放とうとする力強いメッセージが込められています。サビでは、そのテーマが爆発的に表現され、聴く者に強いインパクトを与えます。
7. F.T.T.T
「F.T.T.T」は、2017年の5thアルバム「FATELESS」に収録された楽曲で、バンドの持ち味であるヘヴィでエモーショナルなサウンドが全面に押し出された一曲です。荒々しいギターリフとスピード感あふれるドラムが、曲の冒頭から聴く者を一気に引き込み、激しいエネルギーを放ちます。日本のライブハウスのカルチャーを教えてくれて一緒にしのぎを削ってきたメロコアのバンドたちへの敬意と自分達のルーツミュージックを合わせた楽曲としても知られています。
この楽曲では、Masatoのシャウトとメロディアスなボーカルが、ダイナミックなサウンドに緊張感を与えつつ、聴く者の感情を揺さぶります。歌詞は、自己との葛藤や絶望的な状況から抜け出す力強い意志を描いており、繰り返し聴くたびにそのメッセージが心に残ります。特にサビの部分では、感情の爆発が感じられ、リスナーに強いインパクトを与える瞬間が訪れます。
8. Bloody Power Fame

https://music.youtube.com/watch?v=zG6nWUYeLfM&si=Id5GwRhbVX18dyO4
「Bloody Power Fame」は、2022年にリリースされた配信限定9thシングル曲で、coldrainの得意とするヘヴィでエモーショナルなサウンドに、鋭い社会的なテーマが絡み合う一曲です。ギターの重厚なリフとドラムの刻むビートが織り成す激しいサウンドは、リスナーに圧倒的な迫力を与え、曲の始まりからそのエネルギーに引き込まれます。
Masatoのシャウトとメロディアスなボーカルが、曲全体に強い感情を吹き込み、歌詞は名声や力を求める欲望、それに伴う代償に焦点を当てています。強烈なメッセージ性が歌詞に込められており、特にサビの部分では、そのテーマが爆発的に表現され、心に残るインパクトを与えます。
9. NEW DAWN
「NEW DAWN」は、2023年にリリースされた配信限定10thシングルで、バンドの音楽的な進化が感じられる力強い一曲です。ヘヴィなギターリフと、疾走感あふれるドラムのビートが絡み合い、緊張感のあるサウンドが曲全体に広がります。その中に、どこか希望を感じさせるメロディが織り交ぜられ、リスナーを引き込むエネルギーが漲っています。
歌詞は、絶望から抜け出す力強い意志と、新たな希望を見出すテーマが描かれており、聴く人々に前向きなメッセージを伝えています。特にサビの部分では、そのテーマが力強く表現され、心に残る印象を与えます。coldrainの音楽が進化を遂げた証しであり、同時に新たなスタートを象徴する楽曲です。
10. VENGEANCE
「VENGEANCE」は、2024年にリリースされたcoldrainの新たなシングルで、怒りと復讐の感情がむき出しになった、エネルギッシュでアグレッシブな一曲です。この曲は、バンドがこれまで培ってきたヘヴィなサウンドに加え、さらなる攻撃性を感じさせるギターとドラムの重厚なビートが支配的です。最初の瞬間から、強烈なエネルギーがぶつかり合うような緊張感に包まれ、リスナーを一気に引き込んでいきます。アニメ「Ninja Kamui」のオープニング曲にも採用されています。
Masatoのボーカルは、シャウトの強さとメロディアスな歌声が絶妙にバランスを取りながら、曲全体に不安定な感情を注ぎ込んでいます。歌詞では、裏切りや不正に対する激しい怒りがテーマとなっており、復讐を望む心情がそのまま音楽に乗せて表現されています。
coldrainの編集部おすすめ曲3選
coldrainの人気曲を10個に絞って紹介しました。ここでは、惜しくもTOP10に入らなかった曲の中から、生粋のロックバンドファンが多い編集部がおすすめする楽曲を3曲紹介します。
1. CALLING
「CALLING」は、2022年にリリースされた配信限定7thシングルで、バンドの音楽的な成長と深い感情が溢れる一曲です。曲の冒頭から響くギターのリフとドラムのビートは、力強く迫ってきて、緊張感のある空気を作り出します。そのエネルギーは、聴く者を瞬時に引き込み、曲全体にわたって圧倒的なパワーを感じさせます。
歌詞は、自己との闘いと向き合う中で生まれる内なる呼びかけを描いており、聴いている人に強い共鳴を与えます。特にサビの部分では、その感情が爆発的に表現され、曲のクライマックスへと導かれていきます。coldrainの力強いサウンドと深い歌詞が見事に融合した作品であり、挑戦と成長をテーマにしたそのメッセージは、リスナーに前向きなエネルギーを与え、何度も繰り返し聴きたくなる魅力を持っています。
2. Adrenaline

https://music.youtube.com/watch?v=IwPt_-vBCls&si=6hxqVZHLuekEJnUS
「Adrenaline」は、2011年にリリースされた2ndアルバム「The Enemy Inside」に収録されており、バンドのエネルギッシュでアグレッシブな一面が爆発した楽曲です。イントロから強烈なギターのリフが突き刺さり、ドラムの激しいビートが加わることで、リスナーは一瞬でその圧倒的なエネルギーに包み込まれます。この曲は、名前の通り、アドレナリンが全身を駆け巡るような疾走感と興奮を与えるサウンドで、何度も聴きたくなる中毒性があります。
Masatoのボーカルは、シャウトとメロディが絶妙に組み合わさり、テンションの高いサウンドと共鳴するように、興奮と欲望を表現しています。どんな困難にも立ち向かう覚悟を持ったその歌詞と、全身に響くサウンドは、聴く者に強烈なインパクトを与え、ライブでの爆発的なパフォーマンスを予感させます。
3. Aware And Awake
「Aware And Awake」は、2014年にリリースされた3rdミニアルバム「Until The End」に収録されており、放つ繊細さと力強さを兼ね備えたバンドの新たな一面を感じさせる一曲です。この曲は、深い内面の葛藤と覚醒の瞬間をテーマにしながら、力強いサウンドでその感情を描き出しています。ギターのメロディとドラムのリズムが絶妙に絡み合い、徐々にそのエネルギーを高めていき、聴く者を引き込んでいきます。
歌詞には、自己の存在に向き合い、過去の自分から解放される決意が込められており、そのメッセージが強く心に残ります。サビの部分では、その感情が頂点に達し、歌詞とメロディが一体となって、聴く者の胸を打つようなインパクトを与えます。冷徹な力強さの中に、内面的な解放感を感じさせる曲であり、冷静さと熱情が見事に調和した作品です。この楽曲は、自己を見つめ直し、覚醒する瞬間の感覚を音楽で体現しており、聴く者に深い印象を与えることでしょう。
まとめ
coldrainの音楽は、ヘヴィでエモーショナルなサウンドと強いメッセージが融合した、他に類を見ない魅力を持っています。彼らの楽曲は、激しいギターリフや迫力満点のドラムビートに加えて、深い歌詞と感情を込めたボーカルが特徴的で、リスナーに強烈な印象を残します。
「Final Destination」や「NEW DAWN」といった攻撃的なロックナンバーでは、エネルギッシュでアグレッシブなサウンドが前面に出ており、その衝動的なパワーが魅力です。その歌詞に込められたテーマは、自己の葛藤や希望、怒りや再生など、普遍的な感情を描き出しており、聴く者の心に深く響きます。
coldrainの音楽は、時に荒々しく、時に繊細でありながらも、常に力強いメッセージを持ち続けています。これからも、彼らがどのように進化し、どんな新しいサウンドを生み出していくのか、非常に楽しみです。