アコースティックギターとエレキギターの違い、それぞれのギターの種類、ピックアップの種類など、ギター選びのポイントを詳しく紹介!
自分にピッタリのギターを見つけるためのヒントが満載です!
ぜひ参考にして、ギターライフを始めてみましょう!
初心者向け!ギターの種類とは?
アコースティックギターは生音で奏で、エレキギターはアンプにつないで音を出すギターです。どちらも魅力的な楽器ですが、自分がどのようなギターを楽しみたいかによって選びましょう。
どちらのギターも、それぞれの魅力があります。自分の音楽の好みや弾き方に合わせて、最適なギターを選びましょう。
アコースティックギターとは?
アコースティックギターは、弦を弾くことで振動させて音を作り出す楽器です。この振動はボディ内部の空洞で共鳴し、大きな音を生み出します。アコースティックギターは、一般的に6本の弦を持ち、様々な形やサイズがあります。
アコースティックギターは、フォーク、ロック、カントリー、ブルースなど、様々な音楽ジャンルで使用されています。その汎用性と比較的低価格なことから、初心者にも人気があります。
アコースティックギターには、大きく分けて2つの種類があります。スチール弦ギターとナイロン弦ギターです。スチール弦ギターは、より大きな音と力強い音色が特徴です。ナイロン弦ギターは、より柔らかい音と弾きやすさが特徴です。
アコースティックギターを選ぶ際には、サイズ、形、材質、弦の種類などを考慮する必要があります。また、予算も重要な要素です。
エレキギターの魅力とは?
エレキギターは、その音色の幅広さと表現力の高さから、多くのミュージシャンに愛されています。アコースティックギターとは異なり、電気信号に変換して増幅させることで、さまざまな音色を作り出すことが可能です。
エレキギターの魅力は、大きく分けて3つのポイントに集約されます。
- 圧倒的な音量と音圧: 生音よりもはるかに大きく、パワフルな音を生み出すことができます。バンドアンサンブルの中では、リズム隊とボーカルに負けない存在感を放ちます。
- 多彩な音色変化: エフェクターと呼ばれる電子機器を使用することで、歪み、空間系、コーラスなど、無限ともいえる音色変化を実現できます。ジャンルや曲調に合わせて、最適な音色を作り出すことが可能です。
- テクニック表現の豊富さ: ピッキングやチョーキング、アーミングなどのテクニックを駆使することで、繊細な表現から激しいプレイまで、幅広い演奏スタイルに対応できます。
アコースティックギターの種類を紹介
アコースティックギターは、大きく分けてボディサイズによっていくつかの種類に分類されます。
それぞれの種類には、それぞれ異なる特徴があります。自分に合ったアコースティックギターを選ぶためには、まずはどの種類が自分に合っているのかを知ることが大切です。
大きさの違いを比較!
アコースティックギターは、その構造や音質によって様々な種類に分類されます。ここでは、代表的な種類を紹介します。
<ボディ形状>
アコースティックギターは、そのボディ形状によって音質が大きく異なります。主なボディ形状は以下の通りです。
- ドレッドノート: 最も一般的なボディ形状で、大きく豊かな音色が特徴です。コードストロークに適しており、ロック、ポップ、フォークなど様々なジャンルで人気があります。
- オーディトリアム: ドレッドノートより少し小さく、繊細な音色が特徴です。フィンガーピッキングにも適しており、カントリーやブルースなどのジャンルに人気があります。
- コンサート: コンサートはオーディトリアムよりさらに小さく、繊細な音色が特徴です。フィンガーピッキングやボーカルの伴奏に適しており、ジャズやクラシックなどのジャンルに人気があります。
<ネック形状>
アコースティックギターは、そのネック形状によっても演奏性が異なります。主なネック形状は以下の通りです。
- Cシェイプ: 握りやすいC字型のネック形状で、初心者にもおすすめです。
- Vシェイプ: V字型のネック形状で、細く握りやすいのが特徴です。速弾きやテクニカルな演奏に適しています。
- Uシェイプ: U字型のネック形状で、Cシェイプより少し太く握り応えがあります。安定した演奏を求める方に適しています。
デザインのバリエーション
アコースティックギターのデザインは、サウンドだけでなく見た目にも様々なバリエーションが存在します。ここでは、アコースティックギターの代表的なデザインバリエーションを紹介します。
アコースティックギターは木材の自然な色を生かしたナチュラルカラーの他、様々なカラーバリエーションが存在します。ブラックやレッドなど定番の色から、個性的なグラデーションカラーまで様々な選択肢があります。
アコースティックギターには、サウンドホール周りのロゼッタやボディ表面のインレイなど、様々な装飾が施されている場合があります。ロゼッタは貝殻やアバロンなどの素材で作られた装飾で、インレイは木材や貝殻などで作られた精巧な模様です。
自分の好みに合ったデザインを選ぶことで、より愛着が湧き、ギターを弾く楽しさが増すことでしょう。
エレアコの特徴
エレアコは、アコースティックギターにピックアップを搭載したギターです。アコースティックギター本来の豊かな音色に加え、ピックアップを通じて音を増幅させることで、より大きな音量で演奏することができます。エレアコは、ライブ演奏やレコーディングに適しており、様々なジャンルの音楽で活躍しています。
エレアコの主な特徴は以下の通りです。
- アコースティックギターとエレキギターの両方の特徴を持つ
- ピックアップを搭載しているため、大きな音量で演奏できる
- アコースティックギターとエレキギターのどちらの音色も出すことができる
- ライブ演奏やレコーディングに適している
エレアコは、アコースティックギターとエレキギターの両方の特徴を兼ね備えた、非常に汎用性の高い楽器です。アコースティックギターの音色を大切にしながらも、大きな音量で演奏できるため、様々な場面で活躍しています。
エレキギターの種類を理解しよう
エレキギターには様々な種類があり、それぞれに特徴があります。代表的な種類であるストラトキャスター、テレキャスター、レスポールは、それぞれ異なるサウンドや演奏性を持っています。また、近年ではモダン仕様型のエレキギターも登場しており、従来のエレキギターにはない機能やデザインを採用しています。
まずは、各タイプのエレキギターを試奏して、サウンドや演奏性などを比較してみましょう。
ストラトキャスターとは?
ストラトキャスターは、アメリカ合衆国のフェンダー社によって1954年に発売されたエレキギターです。世界で最も人気のあるエレキギターの1つであり、数多くのギタリストに愛用されています。
ストラトキャスターの特徴は、滑らかなボディライン、3つのシングルコイルピックアップ、トレモロアームなどです。シングルコイルピックアップは、クリアで明るいサウンドが特徴です。トレモロアームは、音程を変化させることができるレバーで、表現力の幅を広げることができます。
ストラトキャスターは、幅広いジャンルの音楽で使用されています。ロック、ポップス、ジャズ、ブルースなど、さまざまなジャンルでそのサウンドを聴くことができます。有名なストラトキャスターの愛用者としては、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックなどが挙げられます。
ストラトキャスターは、初心者からプロまで幅広いギタリストに人気のエレキギターです。その汎用性の高さから、1本目のエレキギターとして選ばれることも多いモデルです。
<ストラトキャスターの特徴>
- 滑らかなボディライン
- 3つのシングルコイルピックアップ
- トリモロアーム
- クリアで明るいサウンド
- 幅広いジャンルの音楽で使用可能
<ストラトキャスターの有名な愛用者>
- ジミ・ヘンドリックス
- エリック・クラプトン
- ジェフ・ベック
- スティーヴィー・レイ・ヴォーン
- ジョン・メイヤー
ストラトキャスターは、世界で最も人気のあるエレキギターの1つです。その特徴的なサウンドと汎用性の高さから、多くのギタリストに愛用されています。初心者からプロまで幅広いギタリストにおすすめのモデルです。
テレキャスターとは?
テレキャスターは、レオ・フェンダーが1950年に発表した最初の量産型エレキギターです。そのシンプルでエレガントなデザイン、パワフルなサウンド、そして扱いやすさから、世界中で最も人気のあるエレキギターの一つとなっています。
テレキャスターの特徴は、ソリッドボディ、ボルトオンネック、シングルコイルピックアップ2つ、3ウェイセレクタースイッチ、シンプルなコントロールなどです。
テレキャスターは、ブルース、カントリー、ロック、ポップスなど、幅広いジャンルの音楽で使用されています。
有名なテレキャスターの使用者には、ブルースの巨匠B.B.キング、カントリーのレジェンド、キース・リチャーズ、ロックの英雄ジミ・ヘンドリックスなどがいます。
テレキャスターは、初心者からプロまで、幅広いギタリストに愛されているエレキギターです。そのシンプルなデザインとパワフルなサウンドは、これからも多くのギタリストを魅了し続けるでしょう。
レスポールとは?
レスポールは、最も人気のあるエレキギターの1つです。1952年にギブソン社によって初めて製造され、その特徴的な音色と汎用性で有名です。ロック、ブルース、ジャズなど、さまざまなジャンルの音楽で使用されています。
ソリッドボディ構造と2つのハムバッキングピックアップが特徴です。ソリッドボディ構造は、サスティンと音量の大きな音色を生み出します。ハムバッキングピックアップは、ノイズの少ない出力とウォームな音色を提供します。
幅広いサウンドを提供するのに適しています。ボリュームとトーンノブを調整することで、クリーントーンからディストーションサウンドまでさまざまな音色を生み出すことができます。この汎用性により、幅広いジャンルの音楽に適しています。
初心者にも経験豊富なギタリストにも適しています。弾きやすく、さまざまなサウンドを提供します。また、耐久性が高く、長寿命です。
最も人気のあるエレキギターの1つです。その特徴的な音色、汎用性、耐久性により、多くのギタリストに愛されています。
モダン仕様型のポイント
モダン仕様型とは、伝統的なヴィンテージ仕様をベースに、現代の音楽シーンに合わせた改良が施されたギターのことです。具体的には、以下のようなポイントが挙げられます。
- ハイゲインピックアップ: ハムバッカーピックアップを採用しており、高出力で歪みにも強いサウンドが特徴です。メタルやハードロックなどのハイゲインサウンドを得意とします。
- スリムネック: 握りやすく弾きやすいスリムネックを採用しています。高速なフレーズや複雑なコードワークにも対応できます。
- フロイドローズトレモロ: アーミングによる音程変化を正確にコントロールできるフロイドローズトレモロを搭載しています。ダイナミックな演奏を可能にします。
- ロックペグ: チューニングの狂いを最小限に抑えるロックペグを採用しています。安定したチューニングを維持できます。
- その他: モダン仕様型は、他にも様々な改良が施されている場合があり、個々のモデルによって特徴が異なります。例えば、ステンレスフレットを採用して耐久性を向上させたり、ヒールカット加工を施してハイポジションでの演奏性を向上させたりするモデルもあります。
モダン仕様型のギターは、伝統的なヴィンテージサウンドに現代的なエッセンスを加えたサウンドが魅力です。伝統的なヴィンテージサウンドを求めるギタリストはもちろん、現代の音楽シーンに合わせたサウンドを求めるギタリストにもオススメの選択肢です。
エレキギターのピックアップの役割とは?
エレキギターのサウンドの要となるピックアップは、大きく分けてシングルコイルとハムバッカーの2種類があります。
シングルコイルピックアップはクリアで繊細なサウンドが特徴ですが、ノイズが比較的多いです。ストラトキャスターなどに搭載されています。
ハムバッカーピックアップは太くパワフルなサウンドが特徴で、ノイズがシングルコイルより少ないです。レスポールなどに搭載されています。
シングルコイルとハムバッカーはそれぞれに特徴があり、サウンドも大きく異なります。
次のセクションでは、シングルコイルピックアップとハムバッカーピックアップについて、さらに詳しくご紹介します。
シングルコイルピックアップとは?
シングルコイルピックアップは、エレキギターのピックアップの種類の一つです。ピックアップは、ギターの弦の振動を電気信号に変換する重要なパーツであり、ギターサウンドのキャラクターを決定する重要な要素です。
シングルコイルピックアップは、磁極とコイルがそれぞれ1つずつ配置されたシンプルな構造を持っています。このため、出力レベルはハムバッキングピックアップと比較して低めですが、その分、音抜けが良く、繊細なニュアンスを表現することができます。
シングルコイルピックアップは、ストラトキャスターやテレキャスターなどのヴィンテージタイプのギターによく使用されており、クリーンなサウンドから歪んだサウンドまで幅広い音作りが可能です。
シングルコイルピックアップの特徴
- 出力レベルが低め
- 音抜けが良い
- 繊細なニュアンスを表現できる
- クリーンなサウンドから歪んだサウンドまで幅広い音作りが可能
シングルコイルピックアップを使用したギター
- ストラトキャスター
- テレキャスター
- ジャズマスター
- ムスタング
- SG
- レスポールジュニア
シングルコイルピックアップは、音抜けの良さと繊細なニュアンスを活かしたプレイスタイルに適しています。また、様々なエフェクターとの相性も良いことから、幅広いジャンルでの使用が可能です。
ハムバッキングピックアップとは?
ハムバッキングピックアップとは、2つのコイルが逆巻きに配置され、磁極が逆向きになっているピックアップです。シングルコイルピックアップとは異なり、ハムノイズが発生しにくいため、ノイズの少ないクリアなサウンドが特徴です。
ハムバッキングピックアップのメリットは次のとおりです。
- ノイズが少ないため、クリアなサウンドが得られる。
- 出力が大きく、歪みやすい。
- 音域が広く、高音から低音までバランスが良い。
ハムバッキングピックアップは、主にロックやメタルなどのジャンルで使用されています。また、ジャズやブルースなどでも使用されており、幅広いジャンルの音楽で活躍しています。
ハムバッキングピックアップの主なメーカーは次のとおりです。
- Gibson
- Fender
- Seymour Duncan
- EMG
ギターを選ぶ際に、ハムバッキングピックアップかどうかを確認することで、サウンドや音質のイメージがつかみやすくなります。
ギターを選ぶ際のポイント
ギター選びのポイントは、サイズ、木材、見た目、価格の4つです。これらのポイントを考慮して、自分に最適なギターを選びましょう。
サイズの重要性
ギターを選ぶ際、サイズはとても重要な要素です。ギターは大きく分けて、フルサイズ、3/4サイズ、1/2サイズ、1/4サイズに分類されます。一般的に、身長150cm以下の方は1/2サイズ、身長150cmから160cmの方は3/4サイズ、身長160cm以上の方はフルサイズが適しています。
サイズ選びは、演奏性と音質の両方に影響します。フルサイズギターは、音質が良く、演奏性も高いですが、体格によっては大きく感じることがあります。逆に、小さめのギターは扱いやすいですが、音質が劣ったり、演奏性に制限が出る場合があります。
また、同じサイズでもメーカーによって微妙な差があります。楽器店などで実際に試奏してみて、自分に合ったサイズ感を見つけることが大切です。
楽器選びは、サイズ以外にも様々な要素を考慮する必要があります。しかし、サイズ選びは、まずはじめに考えるべき重要な要素です。適切なサイズのギターを選ぶことで、快適な演奏と豊かな音色を楽しむことができます。
使用されている木材
ギターに使用されている木材も音色に大きな影響を与えます。スプルースやセダーは明るく抜けの良い音色が特徴で、初心者にも扱いやすいとされています。マホガニーやローズウッドは、温かみのある音色が特徴で、中級者以上の方にも人気があります。
見た目も大切!
ギターの見た目は、サウンドや弾きやすさだけでなく、演奏のモチベーションを左右する重要な要素です。自分好みのデザインのギターを選ぶことで、より一層ギターを楽しく演奏することができるでしょう。
ギターのデザインは、ボディカラー、ピックガード、ハードウェアなど、様々な要素が組み合わさって構成されています。それぞれの要素を組み合わせることで、自分好みの個性的なギターを作り上げることができます。
また、ギターのデザインはサウンドにも影響を与えます。例えば、ボディが大きく空洞が多いギターは、豊かな響きと温かみのあるサウンドが特徴です。逆に、ボディが小さく密度の高いギターは、クリアでシャープなサウンドが特徴です。
自分に合ったデザインのギターを選ぶことで、演奏のモチベーションもさらに高まるでしょう。
価格差がもたらす違いとは?
ギターの価格差は、大きく3つの要素に影響を与えます。
- 木材: 安価なギターには、合板や安価な木材が使用されることが多く、高価なギターには、音響特性に優れた木材が使用されます。木材の違いは、音質に大きな影響を与え、高価なギターはより豊かな音色を実現します。
- パーツ: 安価なギターには、大量生産された低品質のパーツが使用されることが多く、高価なギターには、職人によって丁寧に作られた高品質のパーツが使用されます。パーツの違いは、演奏性や耐久性に影響を与え、高価なギターはより快適な演奏感と長い寿命を実現します。
- 職人技術: 安価なギターは、大量生産によって作られることが多く、高価なギターは、熟練した職人によって丁寧に作られることが多く、製作にかかる時間やコストが大きく異なります。職人の技術は、音質や演奏性に影響を与え、高価なギターはより高いクオリティを実現します。
価格差は、必ずしも音質や演奏性の優劣に直結するわけではありませんが、一般的に高価なギターほど、音質や演奏性が高い傾向にあります。自分に合ったギターを選ぶためには、予算やニーズに合わせて、価格差を考慮することが重要です。
初めての方におすすめのギターを紹介
初心者の方に最適なギターをいくつかご紹介します。
- アコースティックギター:
- ヤマハ FG800: このギターは、初心者にとって人気のある選択肢です。手頃な価格で、音質も良好です。
- フェンダー CD-60S: このギターも初心者向けのもう一つの良い選択肢です。弾きやすく、音も素晴らしいです。
- エレクトリックギター:
- スクワイヤー ストラトキャスター: このギターは、伝説的なフェンダー ストラトキャスターの廉価版です。初心者にとって、素晴らしい選択肢です。
- エピフォン レスポール ジュニア: このギターは、もう一つの定番であるギブソン レスポールの廉価版です。ロックサウンドを求める初心者の方に最適です。
【この記事を書いたライター】
覆面ライター|サンダーコジマ
「執筆者が出演を嫌がったときに雷のごとく取り急ぎ設定される編集長。ボイトレ歴1年、スナックにて本領発揮。」