歌がもっと上手くなりたい！そう思っているあなたに、自宅でできるボイトレ練習方法をご紹介します。
このページでは、歌を歌う前の準備方法や、完コピを取り入れた練習方法、基礎的なボイトレ方法など、様々なアプローチで歌の上達を目指す内容をお届けします。
特別な道具を使わなくても、自宅でできる練習ばかりなので、今日からすぐに始めてみましょう！ あなたの歌声をもっと素敵に響かせましょう！
歌う前の準備方法
身体をほぐして、声の通りを良くするためにストレッチをしましょう。特に首や肩周りのストレッチが効果的です。猫背や反り腰は、呼吸を浅くし、声の通りを悪くします。背筋を伸ばして、リラックスした姿勢を心がけましょう。表情筋を鍛えることで、声量がアップし音程コントロールができるようになります。口周りの筋肉を動かすエクササイズを行いましょう。歌唱力向上のための「ソルフェージュ」は、音感やリズム感を鍛えるトレーニングです。歌を上達させるために、ソルフェージュを活用しましょう。これらの準備を行うことで、より良い声で歌うことができます。
ストレッチをする
歌を歌う前に、ストレッチをすることはとても重要です。ストレッチは、体がリラックスして、歌いやすい状態になるよう準備をすることができます。
ここでは、歌を歌う前に効果的なストレッチを紹介します。
＜首のストレッチ＞
- 頭をゆっくりと前に傾け、首の後ろの筋肉を伸ばします。
- 頭を横に倒し、耳を肩に近づけます。左右交互に行います。
- ゆっくりと頭を回します。時計回り、反時計回りの両方に回します。
＜肩のストレッチ＞
- 両手を肩に置き、肘をゆっくりと回します。前に10回、後ろに10回回します。
- 両手を肩に置き、肩をすくめます。10秒間キープしたら、力を抜きます。
- 両手を組み、頭上に伸ばします。10秒間キープしたら、力を抜きます。
＜胸のストレッチ＞
- 両手を胸の前で組み、手を組んだまま腕をゆっくりと上に上げます。10秒間キープしたら、力を抜きます。
- 両手を肩に置き、肘を曲げて胸の前で合わせます。手を合わせたままで、ゆっくりと肘を後ろに引きます。10秒間キープしたら、力を抜きます。
＜腹部のストレッチ＞
- 両手を腰に置き、ゆっくりと上体を前に倒します。10秒間キープしたら、力を抜きます。
- 両手を腰に置き、ゆっくりと上体を後ろに反らします。10秒間キープしたら、力を抜きます。
＜脚のストレッチ＞
- 両手を腰に当てて片足を前に伸ばし、つま先を上に伸ばします。10秒間キープしたら、力を抜きます。
- 脚を横に開いて立ち、ゆっくりと腰を落とします。10秒間キープしたら、力を抜きます。
これらのストレッチは、必ず無理のない範囲で行うようにしましょう。また、歌を歌う前に、必ず体を温めておくことも大切です。
リラックスした正しい姿勢を取る
リラックスした正しい姿勢を取ることで、自然と呼吸も深くなり、声も出しやすくなります。リラックスした正しい姿勢とは、背筋を伸ばし、肩に力を入れず、腰を少し落とした状態です。この姿勢を意識することで、横隔膜が動きやすくなり、より多くの息を吸い込むことができるようになります。また、喉が締まらないため、声も出しやすくなります。
以下、リラックスした正しい姿勢を取るためのポイントを紹介します。
- 背筋を伸ばし、肩に力を入れない
- 腰を少し落として、猫背にならない
- 足を肩幅に開き、しっかりと床に足をつける
- 顎を引いて、背筋を伸ばす
- 胸を張り、腹筋に力を入れる
この姿勢を意識することで、安定した声が出せるようになるだけでなく、疲れにくくなるというメリットもあります。普段の生活の中でも、正しい姿勢を意識することで、歌唱力アップにつながります。
表情筋を鍛える
表情筋を鍛えることで、歌唱に必要な表情や発声をより豊かにすることができます。具体的なトレーニング方法を紹介します。
口を大きく開けたり閉じたりする、舌を上下左右に動かす、顔全体を大きく動かす、鏡の前で表情練習をするなどのトレーニングを毎日行うことで、表情筋が鍛えられ、歌唱表現力が高まります。
表情筋トレーニングの効果は、大きな声が出やすくなる、音程が安定する、歌詞が伝わりやすくなるなどがあります。表情筋は発声に重要な役割を果たしており、鍛えることで発声のコントロールが容易になり、豊かな表情で歌うことができます。
注意事項として、痛みが生じる場合は無理をせず休み、毎日継続して行うことが大切です。表情筋トレーニングを続けて歌唱表現力を向上させましょう。
歌唱力向上のための「ソルフェージュ」の活用法
歌唱力を向上させるためには、様々な練習方法がありますが、中でも「ソルフェージュ」は効果的な方法の一つです。ソルフェージュとは、楽譜を読み、音程やリズムを正確に聞き取るための訓練方法です。
ソルフェージュを行うことで、以下の効果が期待できます。
- 音程を正確に取ることができるようになる
- リズム感を向上させることができる
- 楽譜を読む力がつく
- 音楽理論を理解することができる
ソルフェージュは、様々な方法で行うことができます。例えば、楽譜を読む練習、音程を歌う練習、リズムを叩く練習などがあります。ソルフェージュの教材もたくさん出版されていますので、自分に合った教材を選んで練習することができます。
ソルフェージュは、最初は難しいと感じるかもしれませんが、毎日練習を続けることで必ず効果が現れます。歌唱力を向上させたい人は、ぜひソルフェージュを取り入れてみてください。
歌が上手くなる練習方法は「好きな歌を完コピ」が効果的
好きな歌を完コピすることで、音程、リズム、発声、表現力を鍛えることができます。
完コピに挑戦するには、以下の手順がおすすめです。
- 課題曲を選ぶ
- 楽譜にブレスの位置を書き込む
- 細かく練習して完コピを目指す
- 音源を聴きながら歌詞を覚える
- 自分の声を録音する
- 他人に聞いてもらう
完コピは、誰でも簡単にできる練習方法です。ぜひ、お気に入りの曲を完コピして、歌の上達を目指してみてください。
課題曲を選ぶ
課題曲を完コピするボイトレは、ただ歌うよりも上達しやすい練習方法です。楽しみながら練習できるので、モチベーションを維持しやすいでしょう。
では、課題曲はどのように選んだら良いのでしょうか？ 選曲のポイントは大きく分けて2つあります。
- 歌いやすい曲を選ぶ まずは、自分の声域に合った歌いやすい曲を選びましょう。無理に高い音域や低音域に挑戦すると、喉を痛めたり、音程が不安定になったりする原因になります。
歌いやすい曲は、自分の声域に合った音域で構成されており、歌詞も聞き取りやすいテンポの曲です。また、曲調も激しいものではなく、比較的穏やかな曲調のものがオススメです。
- 好きな曲を選ぶ 歌が上手くなるには練習が必要です。何度も練習を繰り返すことになるので、最初から好きな曲を選ぶことが大切です。好きな曲であれば、飽きずに練習することができますし、上達していくにつれて達成感も得やすくなります。
また、好きな曲は自然と口ずさんでしまうことも多いので、自然とメロディーや歌詞が頭に入ってきます。これは、完コピをする上で大きなメリットになります。
これらのポイントを参考に、お気に入りの曲を選んでみてください。
楽譜にブレスの位置を書き込む
好きな歌を完コピする際に、ブレスの位置を把握することは非常に重要です。ブレスの位置を意識することで、フレーズを途切れさせることなく歌うことができ、表現力豊かな歌唱につながります。
楽譜にブレスの位置を書き込む方法は、以下の通りです。
- 曲のメロディーを理解する: まずは、曲のメロディーをしっかりと理解しましょう。歌詞の意味や曲の雰囲気を把握することで、自然なブレスの位置を判断することができます。
- フレーズの区切りを探す: メロディーを理解したら、フレーズの区切りを探しましょう。フレーズの区切りは、音程の変化や休符、歌詞の区切りなどから判断することができます。
- ブレスの位置を書き込む: フレーズの区切りを見つけたら、その位置にブレスマークを書き込みましょう。ブレスマークは、V字型や波線など、分かりやすい記号を使用します。
- 実際に歌いながら確認する: ブレスマークを書き込んだら、実際に歌いながら確認しましょう。息切れすることなく、自然にブレスができる位置にマークを書き直しましょう。
ブレスの位置を書き込むことで、フレーズを途切れさせることなく歌うことができ、表現力豊かな歌唱につながります。ぜひ、実践してみてください。
細かく練習して完コピを目指す
好きな歌を完コピすることは、歌唱力の向上に非常に効果的な練習方法です。プロのボーカリストも、デビュー前の練習として完コピに多く取り組んでいます。
完コピを目指す際、重要なのは細部まで正確に真似をすることです。以下に、完コピに役立つポイントをいくつか挙げます。
・発音の練習：歌詞の発音を正確に聞き取って練習します。日本語の発音はもちろん、外国語の歌の場合は特に注意が必要です。
・リズムの練習：歌詞のリズムやテンポを正確に把握して練習します。必要に応じて、メトロノームなどを活用しましょう。
・音程の練習：メロディーの音程を正確に聞き取って練習します。必要に応じて、ピアノやギターなどを活用して音程を確認しましょう。
・表現の練習：歌唱法やビブラート、抑揚など、歌い方の表現を真似して練習します。
・細かいニュアンスまで真似する：ブレスの位置や声の出し方、息継ぎの方法など、細かいニュアンスまで真似して練習します。
・何度も繰り返し練習する：完コピには時間と根気が必要です。何度も繰り返し練習することで、徐々に上達していきます。
完コピは、ただ真似をするだけでなく、「なぜその歌い方をするのか」を考えることも大切です。そうすることで、歌唱力の向上だけでなく、音楽的な理解を深めることができます。
完コピは、最初は難しいと感じるかもしれませんが、練習を続けることで必ず上達します。ぜひ、チャレンジしてみてください。
音源を聴きながら歌詞を覚えるコツ
歌が上手くなるためには、歌詞の完璧な理解が不可欠です。しかし、何度も歌詞カードを見ていると、歌うことに集中できず、表現力が低下してしまいます。そこで、音源を聴きながら歌詞を覚える方法をいくつかご紹介します。
- 歌詞カードを見ながら音源を繰り返し聴く: まずは、歌詞カードを見ながら音源を繰り返し聴きましょう。歌詞の意味を理解し、メロディーと歌詞の関係を把握することが大切です。
- 音源を聴きながら、歌詞を書き出す: 歌詞カードを見ながら、音源を聴きながら歌詞を書き出してみましょう。聴き取れない部分は、歌詞カードを確認しながら、何度も練習することで記憶に定着していきます。
- 音源をリピート再生しながら、歌詞の一部を覚える: 音源の一部を繰り返し再生し、歌詞を覚える方法もあります。サビや印象的なフレーズなど、覚えやすい部分から始めて、徐々に範囲を広げていくと効果的です。
- 音源を聴きながら、歌詞を口ずさむ: 音源を聴きながら歌詞を口ずさむことも、歌詞を覚えるのに効果的です。最初は音源に合わせて口ずさみ、徐々に音源なしで歌えるように練習しましょう。
これらの方法を組み合わせることで、効率的に歌詞を覚えることができます。歌詞を完璧に覚えることで、歌うことに集中できるようになり、表現力も豊かになります。
自分の声を録音する
自分の声を録音して聴くことで、以下の効果が期待できます。
- 声のクセや弱点を知ることができる
- 歌唱技術の進歩を客観的に確認できる
- モチベーションアップにつながる
＜録音方法＞
録音方法はいくつかあります。スマホのボイスメモアプリを使う、パソコンにマイクを接続して録音ソフトを使うなどがあります。手軽に始めるなら、スマホのボイスメモアプリで十分です。
＜録音時の注意点＞
録音する時は、できるだけ静かな場所で、マイクとの距離を一定に保って録音しましょう。また、歌う前に必ずウォーミングアップをして、喉を温めておくことが大切です。
自分の声を録音して聴くことは、歌が上達するための重要な練習方法です。まずは、気軽にスマホのボイスメモアプリを使って録音してみましょう。自分の声を知ることで、より効果的な練習ができます。
他人に聞いてもらう
歌の練習を積み重ねてきたら、他の人に歌声を聞いてもらって客観的なフィードバックをもらうことが重要です。友達、家族、音楽の先生など、あなたの歌を聴いて正直な意見を言ってくれる人を選びましょう。
客観的な意見をもらうことで、自分の歌の強みや弱みを知ることができます。 以下に、他人に歌を聞いてもらう際のポイントをご紹介します。
- 緊張せずにリラックスして歌う
- 歌詞を間違えないように注意する
- 感情を込めて歌う
- 歌い終わったら、フィードバックをもらう
フィードバックをもらったら、それを真摯に受け止めて、今後の練習に活かすようにしましょう。 客観的な意見を参考に、より良い歌を目指して練習を続けることで、歌が上手くなるでしょう。
自宅でできるボイトレ
歌が上手くなるためには、声帯を鍛えるボイトレが効果的です。リップロールやハミングを取り入れた練習は声をコントロールする筋肉を強化します。ロングブレス法は息の量を増やし、安定した発声につながります。また、スローテンポで歌詞の発音を練習することで、正確な発声と抑揚が身につきます。早口言葉を活用した発声練習は、滑舌とリズム感を磨くことができます。これらの方法を自宅で定期的に実践すれば、歌声が確実にレベルアップするでしょう。
リップロールの効果的な練習方法
リップロールは、唇を震わせて息を吐くことで、声帯を温め、発声の基礎となる声門の周りの筋肉を鍛える効果的なボイトレ方法です。自宅で簡単にできるため、歌を歌う前に取り入れると、声の調子を整えることができます。
最初に、唇を軽く閉じて、少しだけ前に突き出します。次に、息を軽く吸い込み、唇を震わせながら息を吐きます。声がかすれたり、息が続かなくなったら、一旦休憩しましょう。
最初は、短い時間から始めて、徐々に長くできるように練習しましょう。また、息を吐く強弱やスピードを変えてみるのも効果的です。
リップロールをマスターすることで、声量や音程のコントロールが向上し、高音域も出しやすくなります。さらに、声帯の疲労を軽減し、発声の持久力もアップします。
ハミングを取り入れたボイトレ
ハミングとは、口を閉じて鼻から息を出しながら歌うように音を出すことです。声帯に負担をかけずに音程や声量をコントロールする練習に最適です。
まず、リラックスした姿勢で立ち、肩の力を抜きます。鼻からゆっくりと息を吸い込み、お腹を膨らませます。口を閉じて、鼻から息を吐きながら「ハミング」します。ハミングする音程は、自分が出しやすい音域から始め、徐々に高い音域にチャレンジしてみましょう。ハミングしながら、音程や声量を意識してコントロールしてみましょう。ハミングに慣れてきたら、メロディーのある曲に合わせてハミングしてみましょう。
ハミングは、声帯に負担をかけずに声の調子を整えることができるので、歌の練習の前に行うのがおすすめです。また、ハミングは場所を選ばずに行うことができるので、自宅や移動中でも練習することができます。
ハミングを取り入れたボイトレを継続的に行うことで、音程や声量のコントロールが上達し、歌が上手くなる効果が期待できます。
ロングブレス法で歌声を改善する方法
ロングブレス法は、歌声を改善するための重要な要素である呼吸を鍛える練習方法です。息をしっかり吸えるようになるため、声量アップにつながり、息が長く続くようになるため、フレーズの終わりまで声が途切れにくくなります。また、腹式呼吸を意識することで、声帯への負担が軽減されます。
ロングブレス法の練習方法は、立った姿勢で、肩の力を抜いてリラックスし、鼻からゆっくりと息を吸い込み、お腹を膨らませるように意識します。口をすぼめて、細く長く息を吐き出し、息を吐き切るまで、お腹をへこませます。これを10回ほど繰り返します。
ロングブレス法を練習する際のポイントは、無理に息を吸ったり吐いたりせず、自分のペースで行うことです。息を吸うときと吐くときの時間の長さは、1:2を目安にします。お腹を意識することで、腹式呼吸をマスターすることができます。
ロングブレス法は、毎日継続して行うことが効果的です。歌の練習前に取り入れることで、より効果的に声量アップや息継ぎの改善につながります。
スローテンポで発音の練習
自宅でできるボイストレーニング方法として、スローテンポで発音の練習をすることが挙げられます。この練習は、歌詞を正確に発音することを目的としており、歌が上達するための基礎となります。
スローテンポで発音の練習を行う際は、以下の手順に従うことが重要です。
- まず、練習する歌の歌詞を書き出します。歌詞が正確に書かれているかを確認しましょう。
- 歌詞が長い場合は、数行ずつ分けて練習します。各行をゆっくりと発音し、音程やリズムを意識して練習しましょう。
- 歌詞をゆっくりと発音します。早口にならないように注意しましょう。
- 声の出し方や発音に注意して練習します。正しい発音を身につけることで、歌がより美しく聞こえるようになります。
- スローテンポで発音の練習を繰り返し行います。練習を重ねることで、発音が正確になり、歌が上達します。
スローテンポで発音の練習は、自宅で簡単にできるトレーニング方法です。この練習を継続することで、発音が正確になり、歌が上達します。
早口言葉を使った発声練習
早口言葉を使った発声練習は、自宅でできるボイトレとして効果的です。舌や口周りの筋肉を動かすことで、滑舌や声のコントロール力を向上させます。また、リズムに合わせて発声することで、音程や息継ぎの練習にもなります。
早口言葉には、簡単なものから難しいものまで、様々な種類があります。自分のレベルに合わせて挑戦してみましょう。以下、早口言葉をいくつかご紹介します。
- 生麦、生米、生卵（なまむぎ、なまごめ、なまたまご）
- 赤巻紙、青巻紙、黄巻紙（あおまきがみ、あかまきがみ、きまきがみ）
- すももも、桃も、桃のうち（すももも、ももも、もものうち）
- 隣の客は、よく柿食う客だ（となりのきゃくは、よくかきくうきゃくだ）
- 東京特許許可局（とうきょうとっきょきょかきょく）
練習する際には、ゆっくり丁寧に発音すること、口を大きく開けること、腹式呼吸を意識すること、楽しんで練習することがポイントです。毎日継続して練習することで、効果が現れます。ぜひ、自宅でボイトレに取り入れてみてください。
