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ギターの保管方法を徹底解説!置き方や保管場所、お手入れ方法まで

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ギターの保管方法を徹底解説!置き方や保管場所、お手入れ方法まで

大切なギターを最高の状態で保つために、適切な保管方法をマスターしましょう。

まず、基本ルールとして、ギターは必ず専用ケースに入れて立てて保管します。スタンドの使用も可能ですが、安定性の高いものを選びましょう。壁に吊るす場合は、落下防止対策を徹底してください。

演奏後は、汗や手垢を拭き取る習慣を身につけましょう。弦は緩めて保管することで、ネックへの負担を軽減できます。

ギターの保管方法の基本ルール!大切な5つのポイント

ギターを長く愛用するためには、正しい保管方法を理解することが大切です。ここでは、ギターを安全に保管するための5つのポイントを紹介します。

1. 専用ケースを使ってギターを立てる

ギターを保管する際、最も安全で確実な方法は専用ケースに入れて立てることです。立てて保管することで、ネックへの負担も軽減できます。ケースはギターを衝撃やホコリから守り、湿度の変化も防いでくれます。

専用ケースを使うメリットは、ギターを安定した状態で保管できることです。ケース内部にはギターの形に合わせたクッションが設置されており、ギターが倒れたり、傷ついたりする心配がありません。また、ケースには持ち運び用のハンドルやストラップがついているものが多く、移動の際にも便利です。

専用ケースを選ぶ際には、ギターのサイズに合ったものを選ぶことが重要です。大きすぎると中でギターが動いてしまい、傷つく恐れがあります。逆に小さすぎると、ギターがケースに収まらず、破損する可能性があります。

ギターを専用ケースに入れて保管する際には、以下の点に注意しましょう。

  • ケースのチャックはしっかりと閉める。
  • 定期的にケース内部の掃除をする。

これらの点に注意することで、ギターを安全に保管することができます。

2. スタンドを活用してもOK

ギターを立てて保管するための方法としては、スタンドを活用するという方法もあります。スタンドは、ギターを立てかけることができるように設計されており、安定性も高いため、安心してギターを保管することができます。

スタンドには、ギターを1本だけ立てかけられるものや、複数本立てかけられるものなど、さまざまな種類があります。選ぶ際には、ギターのサイズや本数に合わせて、適切なものを選ぶようにしましょう。

スタンドを使用するメリットとしては、ギターをケースから出し入れする手間が省けるという点が挙げられます。また、ギターをすぐに手に取ることができるため、練習や演奏をする際にも便利です。

ただし、スタンドには以下のようなデメリットもあります。

  • スタンド自体が場所を取る。
  • 高価なスタンドの場合、費用がかかる。
  • スタンドからギターが落下する可能性がある。

スタンドを選ぶ際には、安定性や耐久性などを重視するようにしましょう。また、ギターが落下しないように、適切な場所に設置することも大切です。

3. 壁に吊るす際のポイント

ギターを壁に吊るして保管する場合は、いくつかのポイントに注意が必要です。

まず、壁にしっかりと固定できるフックやブラケットを使用することです。ギターは意外と重いため、安価なフックやブラケットでは落下して破損する恐れがあります。また、ギターのネックとヘッドが壁に接触しないように、ネックレストやヘッドレストを併用することが望ましいです。

次に、ギターを吊るす際に水平を保つことにも注意しましょう。傾斜しているとネックに負担がかかり、反りやねじれが発生する可能性があります。壁面に水準器を当てて水平を確認し、フックやブラケットを調整しましょう。

これらのポイントに注意することで、壁にギターを吊るして安全に保管することができます。

4. 汗や手垢を拭き取る

ギターは、汗や手垢によって劣化が早まるため、演奏後は必ず柔らかい布でボディやネックを拭き掃除する必要があります。市販のギター用クリーナーを使用しても構いませんが、ギターに適したクリーナーを選ぶことが大切です。また、弦にも汗や手垢が付着しているため、クリーニングクロスで拭き取るか、専用の弦クリーナーを使用しましょう。

汗や手垢の拭き取りは、ギターのコンディションを良好に保つだけでなく、音質にも影響を与えます。演奏後は、必ずギターを清潔な状態で保管することが大切です。

5. 弦を緩めて保管する

ギターの弦は常に一定の張力がかかっています。この張力がネックやボディに負担を与えてしまうため、長期保管する際には弦を少し緩めておく必要があります。弦の張り具合は、ペグを回して調整できます。弦が緩すぎると音程が不安定になるため、少し音程が下がる程度に緩めましょう。

<弦の緩め方>

  • ペグをゆっくりと回して弦の張りを緩めます。
  • 全ての弦を均等に緩めます。
  • 緩めすぎると音程が不安定になるため注意が必要です。

<弦を緩めるメリット>

  • ネックやボディへの負担を軽減できる。
  • 長期間保管してもネックの反りを防ぐことができる。
  • 弦の寿命を延ばすことができる。

なお、保管期間が1ヶ月以上になる場合は、弦を外して保管したほうが良いでしょう。弦を外す場合は、弦を切らないように注意して、弦の張力を調整してから外します。外した弦は、錆びないように乾燥剤と一緒に密閉容器に入れて保管しましょう。

ギターの保管環境に必要な5つの要素

ギターの保管環境に必要な5つの要素

ギターの保管環境に必要な5つの要素について説明します。ギターは繊細な楽器であり、適切な環境で保管しないと、すぐに劣化してしまいます。ギターを長持ちさせるための保管方法について徹底解説します。

1.湿度の管理

ギターの保管環境で最も重要な要素の一つが湿度管理です。適切な湿度を保つことで、ギターのボディやネックの反り、ひび割れを防ぎ、本来の演奏性や音質を維持することができます。

ギターにとって最適な湿度は50%~60%と言われています。 この範囲を超えると、様々な問題が発生する可能性があります。

  • 湿度が低い場合: 乾燥により、ギターのボディやネックが縮んで反ったり、ひび割れが発生する可能性があります。
  • 湿度が高い場合: 湿気により、ギターのボディやネックが膨張して反ったり、金属パーツが錆びたりする可能性があります。

特に、日本の気候は湿度が高いため、梅雨や夏場は特に注意が必要です。 除湿機や乾燥剤などを活用して、適切な湿度を保つようにしましょう。

2.温度の調整

温度にも気を配る必要があります。高すぎる温度はギターの乾燥、割れ、反りなどの原因になります。また、低すぎる温度は金属パーツの錆びや音質の低下を招きます。最適な温度は20度から25度です。しかし、そこまで厳密にする必要はありません。大切なのは温度差をなくすことです。

高温になると、ギターのボディやネックが膨張して反ったり、塗装が剥がれたりする可能性があります。 また、低温になると、ギターのボディやネックが縮んで反ったり、金属パーツが錆びたりする可能性があります。

保管場所の温度が急激に変化すると、ギター内部の空気が膨張したり収縮したりして、ギターに負担がかかります。特に、冬場に暖房が効いた部屋から寒い部屋にギターを移動したり、夏場に暑い車内に放置したりするのは避けましょう。

楽器店などで売られている湿度計と温度計をケースに入れておくと、温度の変化を把握できます。

季節によって温度が変化するため、エアコンや暖房器具などを活用して、適切な温度を維持するようにしましょう。

3.直射日光を避けること

ギターの保管環境を考慮する際には、直射日光を避けることは非常に重要です。直射日光はギターのボディやネックに悪影響を与え、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。窓際や屋外にギターを長時間放置することは避けるようにしましょう。

直射日光に長時間当てられると、ギターのボディが変形する可能性があります。これは、木材が熱で膨張し、ギターの形状が変化してしまうためです。また、直射日光は塗装の劣化も早めます。紫外線が塗装を酸化させ、色あせや剥がれの原因となります。

ネックはギターの重要なパーツであり、直射日光の影響を受けやすいです。直射日光に当たると、ネックが反ったり、ねじれたりすることがあります。

直射日光が当たる窓がある場合は、カーテンやブラインドを使用しましょう。これにより、ギターに当たる光の量を減らすことができます。ギターを頻繁に移動する場合は、直射日光の当たらない場所に保管しましょう。

4.夏季の注意点

夏の暑い時期は、ギターの保管環境に特に注意が必要です。高温多湿になると、ギターの木材が膨張したり、カビが生えたりする可能性があります。以下に、夏季のギター保管の注意点をリストアップします。

  • 直射日光を避ける: ギターは直射日光に当てると、木材が変形したり、塗装が剥がれたりする可能性があります。窓際やベランダなどの直射日光が当たる場所に置かないようにしましょう。
  • 湿度に注意する: 高湿度の環境は、ギターにカビが生える原因となります。除湿機やエアコンを使って、部屋の湿度を50~60%に保つようにしましょう。
  • 温度変化に注意する: 温度変化が激しい場所での保管は、ギターの内部に結露が発生する原因となります。急激な温度変化を避けるために、できるだけ温度が安定した場所に保管しましょう。
  • 定期的にメンテナンスをする: 高温多湿の環境では、ギターの金属パーツが錆びやすくなります。定期的にメンテナンスを行い、錆を防ぎましょう。
  • ギターを車内に放置することも避けましょう。 車内は高温になりやすく、ギターにダメージを与えてしまう可能性があります。

これらの注意点を守ることで、ギターを高温多湿の環境からも守ることができます。

5.冬季の注意点

ギターは冬の間、乾燥や温度変化の影響を受けやすいため、適切な保管が必要です。

乾燥対策としては、ギターケースに加湿器を入れて湿度を50~60%に保ったり、定期的に拭き掃除をしてほこりや汚れを取り除いたりしましょう。暖房の近くは空気が乾燥するため、ギターを置かないように注意してください。

温度管理も重要です。暖房の近くは温度変化が激しいので避け、室温を20℃前後になるように調整しましょう。ギターケースに入れて保管すると、温度変化を防ぐことができます。

冬は弦が縮むため、チューニングを緩めて保管しましょう。また、定期的なメンテナンスを行い、状態を確認することも大切です。

冬はギターにとって厳しい季節ですが、これらの注意点を守って大切に保管すれば、問題なく演奏を楽しむことができます。

トランクルームの検討

トランクルームの検討

トランクルームは、ギターの保管場所としていくつかの利点があります。

  • 温度と湿度の管理: トランクルームは、室内の温度と湿度を一定に保つことができます。これは、ギターの保管に最適な環境です。
  • 直射日光の回避: トランクルームは、直射日光を避けることができます。直射日光は、ギターの塗装や木材を劣化させる可能性があります。
  • スペースの確保: トランクルームは、ギターを収納するのに十分なスペースがあります。自宅のスペースが限られている場合でも、トランクルームを利用すれば、ギターを安全に保管することができます。

ただし、トランクルームを利用する際には、いくつかの注意点があります。

  • 防犯対策: トランクルームは、防犯対策がしっかりとしているものを選びましょう。
  • 定期的なメンテナンス: トランクルームは、定期的にメンテナンスを行い、温度と湿度の状態を確認する必要があります。
  • コスト: トランクルームは、利用料金がかかります。

トランクルームは、ギターの保管場所として有効な選択肢です。しかし、利用する際には、上記の注意点に留意する必要があります。

  • この記事を書いた人

覆面ライター|サンダーコジマ

執筆者が出演を嫌がったときに雷のごとく取り急ぎ設定される編集長。ボイトレ歴1年、地場のスナックにて本領発揮。

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